リゾートバイト先での盗難対策、貴重品管理方法

人の出入りが多いリゾートバイト先で、トラブルに見舞われないための防犯対策を紹介します。

 

 

寮はかならず個室寮にする

相部屋には複数の人間が出入りするわけですから、当然トラブルが起こる可能性は高くなります。

一番のトラブル回避策は、個室寮を選ぶことです。リゾートバイトに応募する段階で、個室寮のある求人に絞って、案件を探すようにしましょう。

ところでわたしはリゾバでは絶対個室寮を選んでいますが、旅行の際には、ホステルやゲストハウスのドミトリールームやカプセルホテルを利用することがあります。そういったところでは、たまにトラブルを見聞きします。

以前アメリカで出会った外国人女性は、キャリーケースを持ってシャワーを浴びに行っていました。理由を聞いてみると、以前ホステルで荷物をごっそり盗まれたことがあり、それ以来、部屋をあけるときは、スーツケースごと移動するようにしているそうです。

別の人からは、ドミトリーで化粧品を盗まれたと聞いたことがありますし、わたし自身はイギリスで食べ物やペンを盗られました。現金よりも、むしろちょっとしたもののほうが、盗まれやすいのかもしれません。日本でもビニール傘や自転車のライトなどをカジュアルに盗む人がいるように。

相部屋では、現金だけでなく、ちょっとしたもの(例えばドライヤー、ゲーム機から、コロコロのようなものまで)気を付けないと盗られる可能性があるので、そもそも相部屋を選ばないことが重要かと思います。

 

リゾートバイトに来る人を信用しすぎない

以前リゾートバイトで一緒になった男性と、趣味の話をしていたときのことです。わたしの趣味がサイクリングだというと、その人は自分もロードバイククロスバイクに乗っていたというのですが、その自転車というのが盗んだものらしいのです。平気でものを盗むのも驚きではあるのですが、悪びれずに世間話のようにそういう話をしてくるのにもびっくりしました。

リゾートバイトに来る人は、自分もそうではあるのですが、電話面接だけで採用されてやってくる、素性のよく分からない人たちです。ノリが良いタイプが多いですが、手癖が悪い人も混じっていますし、パチンコなどギャンブルが好きな人、借金を抱えている人もいます。

仲良くなったとしても、お金の絡むところでは気を許さないよう、心掛けたいところです。

 

部屋には鍵をかける

部屋には鍵をかけましょう。というと、当たり前のことに聞こえるかも知れませんが、鍵をかけない人、いるのですよ。以前リゾバ先で一緒に働いていた21歳の男の子が、部屋に鍵をかけないというので理由を聞いてみたら、「だってめんどくさいじゃん」という答えが返ってきました。

他にも、仕事中は鍵をかけるけれど、お風呂や洗濯に行くときなど、短時間だけ部屋をあけるときは、鍵をかけないという人もいますが、危ないと思います。

 

多額の現金を持ち込まない

リゾートバイトでは住まいと食事が保証されているのですから、多額の現金は必要ありません。食費がかかる就業先もありますが、そういうところでは給料から食費が天引きされるので、現金は使いません。

使う機会があるとすれば、みんなで遊びに行くときと、飲みに行くときぐらいです。飲み代は数千円あれば十分ですし、遊びに行くときは大概車で行くことになるので、途中でコンビニか郵便局に寄ってもらい、その都度お金を下ろせばよいのです。

わたしがリゾバ先に持って行くお金は、2万円ほどです。急なけがや病気に備えて、2万円という金額にしていますが、最近は病院でもクレジットカードで払えることが多いです。

それから買物では、クレジットカードやペイペイなどのスマホ決済サービスを利用しています。田舎でもペイペイの普及率は高いです。

さすがに他人のクレジットカードやスマホを盗んで決済するのは、足がつきやすいので大抵の人は尻込みします。最初から現金を持ち込まなければ、トラブルは発生しにくくなります。

 

職場に持ち込むのは小銭だけにする

休憩時間や仕事の後に、就業先の売店や自販機で、お菓子やジュースを買う人もいると思いますが、そのために持ち歩くお金は、小銭だけにしておきます。

更衣室に財布を丸ごと持ち込むのは控えたほうが良いです。わたしはある時、着替えをしたあと、うっかりロッカーの鍵を挿したままにしてしまったことがありました。

社員の人が鍵を預かっていてくれたのですが、返してもらう際、「この間、ロッカーで盗難騒ぎが起きたばかりなんだから、気を付けてね」と言われました。

リゾバ先によっては、「ロッカーの中には、お金を入れないで。持ってくるのは小銭だけにしてね」と事前に言われることもあります。

更衣室は着替えをするところなので、防犯カメラもありません。ロッカーの鍵も貧弱なので、過信は禁物だと思います。

 

バックパックとスーツケースに貴重品をしまう

わたしはスーツケースとバックパックでリゾバ先に移動しますが、現地についてからは、それらを貴重品管理のための活用します。

スーツケースには、身分証明書や契約書など、ふだん使わないけれど大切なものと、当面使わないお金をいれて、鍵をかけておきます。それからスーツケース自体をワイヤーロックで部屋のどこかに括り付けて、持っていけないようにします。

バックパックには、頻繁に使うパソコンを仕舞い、やはりダイヤルロックをつけて鍵をかけておきます。

なぜここまでするかというと、ホテルの人が寮のマスターキーを持っているからです。

わたしのケースでは、エアコンが壊れたため、業者さんがわたしの留守中に部屋に入り、エアコンの交換をしたことがあります。

別の派遣先では、バストイレの水漏れと異音を直すために、営繕担当の方が、これまたわたしの留守中に修理に来ています。

この修理の日程ですが、あらかじめ知らされていたわけではなく、わたしがホテルで勤務している時間に、総務の人が職場にやってきて「これから修理で部屋に入らせてもらうけどいいよね?」と突然言ってくるわけです。

こういったことも起こりえますので、普段から部屋の中での貴重品管理も怠らないよう気をつけるようにしてください。