カフェイン断ちを成功させるには

以前は大のコーヒー好きでしたが、特定の飲食物に依存している状態がイヤになり、カフェイン断ちを決行しました。

 

 

カフェイン摂取をやめた理由

毎日コーヒーを飲む習慣がありましたが、何らかの理由でコーヒーが飲めない状況下におかれたとき、必ず頭痛に悩まされるのが辛かったので、いっそのことカフェイン断ちをしようと思いました。

また、わたしは、移動生活を長く続けているのですが、コーヒーが手に入りにくい国やコーヒーが高い国々で、コーヒーのために右往左往するのも面倒だなと感じていました。

 

これまでのカフェイン歴

中学のころからコーヒーを飲みはじめ、20代のころは過労を紛らわすため、1日4~5杯ほど飲んでいました。

ここ数年は、朝と昼に必ずコーヒーを飲み、そのほか緑茶やコーラをたまに飲んでいました。紅茶、ウーロン茶、エナジードリンクは、もともと飲む習慣がありません。

 

カフェイン断ちの準備

以前、何度かカフェイン断ちに失敗していたので、今回は念入りにカフェイン断ちの準備をしました。

 

粉の量をすこしずつ減らす

まず、普段飲むコーヒーの粉の量を、少しずつ減らしていきました。

この量を減らす工程のために、目盛りつきのコーヒースプーンを使うとやりやすいです。わたしはHARIO(ハリオ)のコーヒースプーンを使っています。

すりきり一杯分(12g)▶上の線の量(10g)▶下の線の量(8g)と、1週間ずつ時間をかけてゆっくり粉の量を減らしていきます。

ちなみに8g以下にしてしまうと、味が薄くなりすぎるので、それ以上は減らさないほうが良いと思います。

 

▲ハリオのコーヒースプーンはコンパクトで、コーヒーキャニスターの中にすっぽり入ります。また40gと軽量で、旅行のときの持ち運びにも便利です。

 

代替品を用意する

好きなカフェイン飲料をやめたとき、代替品がないと口淋しくなり、またカフェイン摂取を再開してしまいがちになります。カフェインの入っていない飲料を代わりに準備しておきたいところです。

 

カフェイン断ちの方法

わたしがこれまでカフェイン断ちに成功したシチュエーションは、下記のとおりです。いずれも自宅を離れ、非日常に身を置くことで、がんばらないで自然とカフェイン断ちが上手くいきました。

 

インド旅行

インドではみんなチャイを飲むので、コーヒーが手に入りにくかったです。砂漠などの僻地に行くほど、コーヒーを飲む機会が減り、気がつけば全くコーヒーを飲まなくなっていました。ただコーラやチャイをたまに飲んでいたので、このときは完全なカフェイン断ちをしたわけではありません。

 

アメリカ、ヨーロッパ旅行

アメリカ、イギリス、フランスなどに数か月滞在していました。コーヒーのおいしい国々ですが、物価が高いのでカフェにはなるべく行かないようにしていて、持参したコーヒーが切れたところで、カフェインレス生活に移行しました。

この頃は、ホステルの朝食に無料のコーヒーがついてきたときや、旅先で出会った人とお茶をするなどに、たまにコーヒーを飲んでいました。

 

リゾートバイト

わたしは本業の傍ら、たまに副業としてリゾートバイトをしています。赴任地はだいたい山奥です。あえてコーヒーを持たず、代わりにルイボスティーを持って山奥に赴きます。この時もリゾバ仲間と休憩時間にカフェに行くときなど、時々コーヒーを飲むことがありました。

 

断食道場

これまで2回、断食を経験したことがあります(伊豆の断食道場、野口法蔵さんの座禅断食)。

断食のときは、飲食物は完全に制限されるので、100%カフェイン断ちに成功します。ダイエットと体質改善もできます。

ただ期間が3~4日程度の断食期間では、カフェインが完全に抜けないので、断食終了後にまたカフェイン摂取を再開しないよう、自分で気を付ける必要があります。(断食は、1週間ほどの期間のものもあります)

 

入院

入院が決まったころ、カフェイン断ちへの意欲が高まっていたので、これを機に、後戻りなしの完全なカフェイン断ちをしようと思いました。幸い、緊急性のないちょっとした病気だったので、カフェイン断ちを決行する余力が十分にありました。

頭痛や倦怠感、眠気など、カフェイン離脱症状がひどかったですが、いくらでも寝ていられる状況だったので、ベッドでだらだらしてやり過ごしました。以降、一切コーヒーを飲んでいません。

 

カフェイン断ちの離脱症状

わたしの場合は、頭痛、眠気、倦怠感などの禁断症状が強めに出ました。とくに頭痛はズキンズキンという響くような痛みが、4日ほど続きました。

禁断症状が完全に収まったのは、7日ほど経過したあとでした。

 

自宅でカフェイン断ちを行う場合

わたしの場合、カフェイン断ちが上手くいったのは、いずれも自宅を離れていたときで、カフェインを摂取しにくい状況に置かれていたときです。

自宅で行う場合は、離脱症状を乗り越えるのが大変なので、挫折しやすいと思います。あらかじめコーヒー豆を処分する、図書館や散歩へ行くなどして、なるべく家を空けるなど、様々な対策を講じることをおすすめします。

 

カフェイン断ちのメリット

自己肯定感が高まる

カフェイン断ちの一番のメリットは、特定の飲食物に依存しないことで、自己肯定感が高まることです。タバコ、アルコール、砂糖などもそうですが、止めたいと思っているのにずるずる続けてしまう対象があると、自分で自分を責めたりしますが、カフェイン依存から脱出することで、自己否定の対象がひとつ消えます。

 

よく眠れる

わたしは昼以降にカフェインを摂ると、眠れなくなる体質でした。カフェインレスが日常化している現在は、毎日よく眠れていて、スマートウォッチで睡眠の計測をしているのですが、高スコアを維持できています。

 

節約にはならない

ここで、コーヒーを飲まなくなったので節約もできている。と書きたいところですが、コーヒーの代わりにカフェインレスコーヒーを飲むようになったので、節約にはなっていません。

むしろレギュラーコーヒーより、デカフェのほうが値段は高いので、一回に淹れる粉の量を12g→8gにして、倹約に励んでいます。

 

▼おすすめのカフェインレスを飲料を紹介しています。