お土産を買わずに思い出を残す

お土産を買う理由は、モノ自体が欲しいからではなく、思い出を残しておきたいからだと気がついてからは、どこかへ行っても、何も消費しなくなりました。

 

 

ライブ会場で何も買わなかった

先日、好きなバンドのLIVEに行きました。ライブ会場では、Tシャツなどのグッズが販売されていましたが、何も買いませんでした。

代わりに、ライブ会場やチケットの写真を撮って、SNSにアップしました。わたしがLIVEに足を運ぶ理由は生音を堪能することなので、それだけで十分楽しむことができました。

 

経験を記憶したい欲求からくる消費

ものを買う理由は、主に「必要だから」と「欲しいから」の2パターンに分かれると思います。思い出を残すための買物は、「欲しいから」のほうに分類されます。

LIVE会場ではTシャツが売られていますが、手持ちのTシャツの枚数が足りないから、買うわけではありません。Tシャツにアーティスト名なりツアー名がプリントされているから欲しくなるわけです。

わたしもかつては、ライブ会場ではTシャツを、美術館へ行けば図録やポストカードを、映画へ行けばパンフレットを、観光地へ行けばお土産を買っていました。

でも、そうやって買ったものは必要性があって買ったわけではないので、使うあてがなく、部屋にたまっていって、あとで処分に困るようになっていました。

 

消費をやめて、記録する

現在は、どこかへ行っても何も買わず、写真を撮ったり、時にはSNSに投稿したり、レビューを書いたりして、思い出を残すようにしています。

とにかく写真を撮る

これは、ロンドンでミュージカルを見た時の記録です。会場やチケットを写真にとって残しています。写真さえあれば、パンフレットやキーホルダーなどを買わなくても、ミュージカルを見たときのことを思いだすことができます。

スマホでとった写真には、日時や位置情報などの情報が含まれているので、自分の記憶よりも正確な記録として残ります。

 

SNSに投稿する

わたしにも承認欲求があるので、どこかに出かけたり、何かを体験したときは、人に話したいと思うときがあります。そういうときはSNSに写真やコメントを投稿するようにしています。誰かからいいね!やコメントを貰うのは単純にうれしいです。

SNSに投稿ではなく、SNSを通じて誰かに個別に連絡する場合は、家族や仲の良い友人までに留めておくほうが良いです。

時折、SNSで繋がっている知人から「〇〇へ行ってきました!」と直接連絡が来ることがあるのですが、正直返信するのが面倒なときがあります。

投稿であれば、反応するかどうかは相手の自由なので、お互いに楽だと思います。

 

GoogleMAPに口コミする

わたしは時々、観光地、レストラン、泊まったホテルなどのレビューをGoogle MAPに残すことがあります。レストランで食べたものが美味しかったかどうか、泊まったホテルが快適だったかどうか、時間がたつと忘れてしまうので、コメントしたり、☆スコアを残しておいたりします。

じゃらん食べログなど、それぞれの分野で有名な口コミサイトがありますが、わたしはいちいちアカウントを作ったり、ログインしたりするのが面倒なので、すべてGoogle MAPにレビューするようにしています。

Google MAPは、位置を確認するついでに評判も合わせてチェックできるので、使う側としても便利なのですよね。

 

記録とSNS投稿で消費欲求そのものが減った

出かけたときに生じる消費は、「自分が覚えておきたい」「他人に伝えたい」どちらかの欲求に基づいて行われていました。

前者への欲求に対しては、写真を撮ること&Google MAPに投稿することが、後者への欲求に対しては、SNSに投稿することが、買物の代替行為になるので、いまではどこかへ出かけても何か買いたいと思うことがなくなりました。