リゾートバイトの現実【メリット編】

別記事で、リゾートバイトのデメリットを書きましたが、リゾバにはもちろんメリットが沢山あります。今回はわたしがリゾバをしていて感じるメリットをまとめてみました。

 

リゾートバイトをする理由(メリット)

交通費、寮費、食費が無料(または補助あり)

リゾートバイトと一般的な派遣やバイトの仕事の違いは、交通費、寮費、食費が無料または格安になるということです。

別記事のデメリット編でも述べた通り、リゾバの時給はとくに高くはありません。しかし生活費が抑えられるので、マンションやアパートで一人暮らしをするのに比べると、早いペースでお金を貯めることができます。リゾバの最大のメリットはこの生活費がかからない、または安くなる点にあります。

 

任期満了という形で、職場を渡り歩くことができる

わたしはリゾバをする主な理由はこれです。
わたしは飽きっぽく、よい職場であっても、慣れてくると仕事をやめてしまいたくなるのです。

ふつうの職場では、「飽きたからやめる」なんてことをしたら、周りに迷惑がかかります。

ところがリゾバなら、初めから任期が決まっていているので、契約終了というかたちで円満に職場を去ることができます。

 

旅行代わりに観光地に行ける

わたしは一か所に落ち着いていられない質なので、コロナ禍前は、よく海外に長期滞在(ロングステイ)していました。しかし、海外経験が長くなるにつれ、だんだん観光に興味がなくなっていきました。

博物館、美術館、テーマパーク、動物園、美しい自然などを見てまわり、各地の料理に舌鼓を打つのは楽しいですが、何年も続けているうちに、少々飽きを感じてきたのです。

そんなとき、ふと「旅行の代わりに、リゾバを始めてみるのはどうだろう」と思い立ちました。旅行をすればお金がかかるけれど、リゾバなら逆に、あちこち渡り歩きながらお金を稼ぐことができます。

旅行好きで飽き性の自分には、ぴったりの働き方だと感じました。

 

断捨離がはかどる

リゾバに行くときは捨て時のもの、たとえば古い衣類やバッグ、飽きてしまったアクセサリー、多すぎるハンガーなどをリゾバ先に持ちこんで、現地で活用したあとはそのまま処分して帰ります。これをリゾバに行くたび繰り返すとことで、断捨離がはかどります。

 

ミニマリストに近づいていく

移動とパッキングを繰り返すので、持ち物はなるべく軽く小さいものを持ちたいと思うようになります。服は薄くてすぐ乾き、機能性にすぐれたアウトドアブランドのものを着るようになったり、折り畳み傘も100gを切る軽いものに買い替えたり……と、どんどん持ち物が軽量化、洗練されていき、自然とミニマリストに近づいていきます。

 

地理、歴史にくわしくなる

各地の地理、歴史、郷土品、名物などに自然とくわしくなります。

 

痩せる

肉体労働なので、リゾバ中はいつも少し体重が減ります。ホールの仕事の場合は歩きまわるので、スマートウォッチの歩数を見ると、いつの間にか2~3万歩ほど歩いています。足腰を鍛えるのに、最適な環境を得られます。

 

移住のシミュレーションができる

いま住んでいるところを離れ、どこかへ移住してみたいというとき、リゾバで働くことで移住のシミュレーションができます。

わたしも沖縄にしばらく住んでいたことがありますが、東京からの移住だったので、そのころすでにミニマリスト寄りの生活で荷物が少なかったにせよ、海を越える引っ越しはなかなか大変だった覚えがあります。

なかなか移住のふんぎりがつかないという人は、まずはリゾバで移住地の生活を少しだけ経験してみるのも良い方法だと思います。